2005年03月27日
【ちょうちょうジュラルミン】[超超ジュラルミン]
プッチーニのオペラ、マダム・バタフライではない。住友伸銅所(現在の住友軽金属工業)が開発し、零式戦闘機以降、航空機の構造材として広く使われているアルミ合金。当時のジュラルミンや超ジュラルミンは時期割れと言って、製造からある一定の時間が経過すると割れやすくなる傾向があり、これを防止する研究の中で、銅を減らし、代わりにクロムを添加したことによって生まれた。アルミニウム合金中最高の強度を有するが耐食性は劣るので、純アルミや7072とのクラッド(圧延工程での張り合わせ)によって耐食性を改善している(コストはその分高くなる)ものもある。それでも塩水にはとても弱く、3%の塩水(海水の1/60の濃度)で腐食が始まる。だからかつて那覇にいたF-104や、南西航空のB737は無塗装部分の塩害防止のためグレー塗装が施されていた。JIS呼称7075。成分はSi0.40%、Fe0.50%、Cu1.2〜2.0%、Mn0.30%、Mg2.1〜2.9%、Cr0.18〜0.28%、Zn5.1%〜6.1%、その他(Zr+Ti0.25%)で、残りがアルミニウムである。7075の焼入れ性を改善したものが7050で、耐応力、腐食割れ性に優れており、厚板、鍛造品に用いられる。 なお、古い文献では超超ジュラルミンはEDS材と呼ばれている場合もある。住友伸銅所の商標である。
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